Sefety control

BSE(牛海綿状脳症)の基礎知識
生産牧場の飼育管理
出荷前の安全管理

出荷前の安全管理



全頭検査を実施した上で、出荷しています.

食肉処理場では2001年10月18日より、全ての牛に対し一頭一頭BSEのスクリーニング検査を実施し、検査に合格した肉等のみが出荷されます。さらに、検査結果に関わらず、特定危険部位(脳、脊髄、眼、回腸遠位部)はすべて取り除かれ焼却処分されます。

まず解体前に生体検査を実施します.

牧場から出荷された後は保健所が、牛の健康状態の臨床検査のチェックを行います。さらに、解体する前に病気の有無を調べ、食肉に不的確な牛はと殺を禁止するなど、牛の処理にあたっては、専門スタッフが徹底した衛生処理検査を行っています。

万が−BSE陽性の牛が発見されても、市場に出荷さねることほ絶対ありません。

と畜場では、食肉処理を行うすべての牛について、厳格な検査を実施し、感染が認められた牛については、すべて焼却しています。ですから、BSEに感染している疑いのある食肉が、市場に出回ることは一切ありません.また確認検査の結果は、すみやかに公表しています。

HACCPを核とした万全の衛生管理システム。

北海道産牛がと畜処理される北海道畜産公社の事業所では、HACCP(ハセツプ)方式による衛生管理システムが導入されています.HACCPとは、各段階で危害の原因と成り得る全てのものを特定し(危害評価;HA)、その発生を防止するための管理手続き(重要管理点;CCP)を定めることです.これを徹底的に管理・実行することで、出荷前の安全性をきちんと立証できる体制が整っています。

スクリーニング検査(エライザ法)

スクリーニング検査(エライザ法)は、ふるいわけのための検査です。ただし、この検査は手順の微妙な逢いや、温度・湿度の状況にも敏感に反応するため、1回の検査で陽性が出た場合、再検査を行い、その結果をスクリーニング検査(エライザ法)の判定とします。

確認検査(ウェスタンプロット法)

スクリーニング検査(エライザ法)で陽性の疑いがあると判定された検体は、牛海綿状脳症(BSE)を直接確認できるウェスタンプロット法で正しく判定します。同時に、病理組織検査、免疫組織検査も行います

北海道産牛